逸品〜VIP名産品〜
皇室献上品・御用達
逸品
北海道・東北
- 北海道
- 厚岸の牡蠣
- 厚岸は国内で唯一年中出荷できる牡蠣の名産地。低水温の厚岸湾でゆっくり時間をかけて育った牡蠣は、長期間栄養を取るため、濃厚な甘味があり身も大きくふっくらと生育。アミノ酸・ビタミン・ミネラルとグリコーゲンなどを含み栄養価が高く、皮膚の新陳代謝を活発にして美肌効果も得られます
- 利尻昆布
- 利尻・礼文両島と稚内地方を主産地とする2年生の昆布で、くせのない澄んだ上品な出汁が出ることから主に割烹や料亭で高級品として扱われています
- エゾバフンウニ
- 北海道では生食用のエゾバフンウニがメインですが、漁場と種類により時期が違うためウニは一年中食べることができます。国内で最も味が良いとされ、一部は高級食材としても知られています
- 北見のハッカ
- 薄荷(ハッカ)はシソ科の多年草で、明治時代に北見で栽培が始まり、自然条件も合い非常に良いハッカがつくられました。第2次大戦後は海外産の安物や合成薄荷(ミント)により衰退したが、最近はハッカ飴・ハッカスプレー・ハッカ油などの製品が人気を呼んでいます。秘密のケンミンSHOWでも放送され一気に有名になりました
- 喜茂別のアスパラガス
- 初夏の味覚として名高い喜茂別のアスパラガス。美肌効果や疲労回復効果のあるアスパラギン酸や発がん抑制効果のあるカロチンを豊富に含み、穂先部分には動脈硬化や高血圧を予防する効果のあるルチンを含むなど、健康食品としても人気があります。羊蹄山麓高原地帯の澄んだ空気、清らかな水とカルシウムを多く含んだ恵まれた土質、昼夜の寒暖差により高品質なアスパラガスが生産されています
- 虎杖浜たらこ
- 北海道虎杖浜沖で獲れた助宗鱈を加工したタラコ。素材を活かすために着色料を一切使用せず、伯方産の天然塩を用いて薄口で塩蔵し充分に成熟させます。白老の海の幸を代表する逸品で、正月頃に最も美味しくなるため、年末年始の贈答用や高級食として上流層やセレブ層からの人気を集めています
- 苫小牧産ほっき貝
- 甘みを含んだ歯ごたえと旨味をたっぷり含んだ味わいが魅力で、厳格な管理により殻長9cm以上の良質の大型貝だけが出荷されています。苫小牧産ほっき貝は、カリウム・マグネシウム・鉄などのミネラル成分が豊富で、肝機能や動脈硬化の改善・生活習慣病予防に効果のあるタウリン、旨み成分であるグリシン・アラニンも多く含まれ、健康や栄養面でも優れているのが特徴
- いちご
- 70年以上の歴史をもつ豊浦の名産品。適度な寒さと暖かな太陽、生産者の情
熱で育てられたイチゴは、大きさ・甘さともに高品質なイチゴとして高く評価されています。旬は5月〜7月で、毎年6月ころ国道沿いに並ぶいちごの直売所は豊浦町の風物詩。集荷期や農薬量等を独自の基準で定め品質管理を徹底おり、実が青いうちに収穫する「早摘み」ではなく、実が赤くなってからの収穫にこだわっている。旬ないちごを使ったワインも好評で、知る人ぞ知る美味しいワインとして有名になり始めています
- 花咲蟹
- 根室を中心にした北海道東部で獲れるタラバガニとして有名で、秋が旬です。茹でたての色が赤く、花が咲くようだからというのが名前の由来。通称「ふんどし」と呼ばれる腹部の肉が一番美味しいされ、他にもカニの卵の中子や、外に出ている卵の外子は高級珍味です
- はぼまい昆布しょうゆ
- 歯舞産の天然一等昆布をゆっくりと水出しし、その一番だしだけを使用してつくられます。昆布の旨味が凝縮された逸品
- 青森
- 青森シャモロック
- 古くから味に定評のあるシャモと、横斑プリマスロックを掛け合わせた青森県独自の高品質な食用地鶏。詳細な食感と濃厚なダシが魅力で、宮内庁管轄の御料牧場へも出荷されています
- 嶽きみ
- 「きみ」とは青森の方言でとうもろこしのこと。弘前市嶽地区(岩木山麓)で、特有の火山灰土壌で日数をかけじっくり熟成させて栽培される。生でも食べられるほと甘く、コクのある美味しさが特徴です
- 青森ひば
- 秋田杉・木曽檜と並んで日本三大美林の一つとして有名な青森ひば。寒い北国でじっくりと育ったヒバは伸縮性が少なくて固いのが特徴です。湿気に強いので腐りにくく、また殺菌性のある精油を含み防虫効果もあるので、仙台・伊達政宗霊屋である瑞鳳殿の「涅槃門」を始め、多くの歴史建造物に使用されています
- 大間まぐろ
- 津軽海峡には、越冬と産卵のための南下に備えて餌をたっぷり取ったマグロが多く、大型のもので200〜300kg位になります。マグロ漁は夏から秋にかけておこなわれ、一本釣りの漁法も有名。水揚げ後、鮮度保持したマグロは主に築地市場へ出荷され、高級食材として取引されます
- たっこにんにく
- 青森県三戸郡田子町産で、大粒で身の締まった高品質なにんにく。秋に植えられ冬は雪の下で育ち、大地のミネラルを多く含む大粒のにんにくになります。古くから香辛料や調味料として使われてきたにんにくは、現在アトピーやアレルギー対策の一つとして注目されている
- 津軽塗
- 江戸時代初期、津軽藩主に召し抱えられた塗師・池田源兵衛が創始者と伝えられている漆器。丈夫さと多彩な技法が特徴で、堅牢さと優美さが高く評価されている。国の伝統的工芸品に指定されています
- 岩手
- 秀衡塗
- 世界遺産である平泉町の中尊寺やその周辺に昔から伝わる工芸品で、国の伝統的工芸品に指定されています。平安時代末期に平泉で栄えた藤原秀衡が、この地方特産の漆と金をふんだんに使い器を造らせたのが起源とされています
- 南部鉄器
- 17世紀の中頃、南部藩が京都から盛岡に茶釜職人を招き、茶の湯釜をつくらせたことに始まる。以来、各地から鋳物師・釜師を呼び武器や茶釜・日用品がつくられるようになりました。一方、現在の奥州市水沢地域でも平安時代末期から鋳物の生産が盛んでした。明治以降に技術交流が進み、戦後には盛岡と水沢両方の地域でつくられた鋳物を南部鉄器と呼ぶようになった。国の伝統的工芸品に指定されています
- 宮城
- 仙台味噌
- 仙台藩初代藩主である伊達政宗が、仙台城下に設置した御塩噌蔵(おえんそぐら)と呼ばれる味噌醸造所で作らせた味噌にならって製造されている味噌のこと。米麹と大豆でつくられており、辛口の赤味噌です。風味高く、そのまま食べる事もできるため「なめみそ」とも呼ばれます
- 雄勝硯
- 室町時代初期からの歴史があり、今も昔ながらの手づくりの製法を用い、硯工人の腕ひとつで丹念に彫りあげられている。石巻市雄勝町で制作されており、色は黒か暗藍で光沢豊かな品。国の伝統的工芸品に指定されています
- 仙台牛
- 仙台牛とは、肉質等級が最高である「5」限定の超高級国産和種ブランド牛肉。つまり、仙台牛であることが即ち超高級牛肉であることの証となっています。霜降りと赤身のバランス、きめの細かさなど厳しい基準をクリアし、最高ランクに格付けされた牛肉だけが「仙台牛」の称号を得ることができる。口当たりが良くやわらかで、まろやかな風味と豊かな肉汁、脂肪と赤身の絶妙なバランスから生まれるその上質な食味が特徴です
- 仙台ゆべし
- 江戸時代からつくられていた餅菓子。もち米に砂糖と醤油を加え、クルミをたっぷり入れて蒸しあげます。柚の香りがほのかに漂い、上品な甘さがある銘菓
- ずんだ餅
- 南東北を中心にした地域の郷土菓子で、枝豆またはそら豆を茹で、薄皮を剥いてすりつぶし、砂糖を混ぜてできた「ずんだ」を餅にまぶした甘味菓子です
- 玉虫塗
- 仙台市で製作されている宮城県伝統的工芸品。漆器本来の本堅地下地を施したあと全面に銀粉を蒔き、最後に特殊な玉虫漆で仕上げます。豊麗な色調と光沢が特徴
- 笹かま
- 旧仙台藩時代からの特産品で、元は「木の葉かまぼこ」「手のひらかまぼこ」「平かまぼこ」などと呼ばれていた。仙台市一番町に1935年(昭和10年)創業した阿部蒲鉾で、旧仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹に因んで「笹かまぼこ」と呼ぶようになってから、旧仙台藩地域で次第に笹かまの名称が一般的になっていきました
- ホヤ
- ホヤは主に初春から夏にかけて獲られ、宮城を代表する夏の珍味として知られています。刺身や酢の物など多くは生で食べられるほか、蒸しほや・くんせい・塩辛など珍味加工品としても人気です。古くからホヤの食用と流通が多かったのは主に東北地方沿岸部で、水揚げ量の多い石巻漁港がある宮城県では酒の肴として一般的
- 山形
- だだちゃ豆
- 鶴岡周辺の限られた地域で江戸時代から生産されてきた枝豆の在来種。見た目は悪いですが、うまみ成分であるアミノ酸の一種アラニンが普通の枝豆より多く含まれており、独特の甘味と風味があります。栗のようにホクホクした食感で口の中全体にうまみが広がり、また生産地や生産量が限られている希少な枝豆。ちなみに「だだちゃ」とは庄内地方の方言で父さんの意味です
- 置賜紬
- 置賜地方で生産されている織物の総称で、先染めの平織で野趣に富む素朴な風合が特徴です。国の伝統的工芸品に指定されています
- 尾花沢すいか
- 起伏に富む地形がつくりだす昼夜の寒暖差によって、糖度の高いスイカがつくられます。しゃきっとした歯ざわりと、口の中いっぱいに広がるみずみずしい甘さが特徴
- 佐藤錦(さくらんぼ)
- 霜害・台風被害の少ない山形県は、全国生産量の7割を占めるさくらんぼの名産地です。山形県生まれの品種である佐藤錦は、ルビー色の実で味も良く人気が高い
- 秋田
- 大館曲げわっぱ
- きこりが杉征で曲物の器をつくったことが始まりで、江戸時代初期から生産されています。明るく優美な木目と、軽くて味わい豊かな美しさで、大変人気のある工芸品です。国の伝統的工芸品に指定されています
- 秋田杉桶樽
- 秋田杉を使った桶樽の歴史は古く、平安後期のものと推定される桶も発掘されています。江戸時代になると佐竹藩の保護を受け、桶や樽の生産が増えました。近年では、美しい木目とやわらかな木肌が好評で、インテリア商品としての注目度が高くなっている。国の伝統的工芸品に指定されています
- 川連漆器
- 鎌倉時代、源頼朝の家臣だった稲庭城主・小野寺重道の弟が、農民の内職として武具に漆を塗らせたのが始まり。江戸時代には日用品としての椀づくりが盛んになりました。川連漆器は丈夫さに定評があり、直接生漆を塗る地塗りが数回繰り返されるため堅く丈夫に仕上がる。国の伝統的工芸品に指定されています
- しょっつる
- 秋田県の県魚でもあるハタハタと食塩を混ぜ合わせ、長期間発酵させてつくられる調味料。江戸時代初期からの歴史があり、日本三大魚醤の一つ
- 福島
- 会津本郷焼
- 安土桃山時代に蒲生氏郷が会津にきた際、会津若松の黒川城の城郭修理のため屋根瓦を焼かせたことから、会津本郷の焼き物づくりが始まったと伝わっています。江戸時代には会津藩の御用窯であり、現在は国の伝統的工芸品に指定されています
- 会津地鶏
- 美しい羽装を持っていることから、観賞用として昔から飼われてきました。雄の長尾羽は、伝統芸能である会津彼岸獅子の獅子頭の羽装に使われています。小さく産卵性も乏しいため飼育数も少なく絶滅寸前でしたが、昭和63年頃に福島県養鶏試験場が原種を維持・繁殖させることに成功しました。臭みが少ない鶏肉で、適度な脂がのっていてコク・旨みに優れています
- 会津塗
- 会津で漆の木を植え始めた室町時代が発祥で、本格的に会津塗がつくられ広まったのは1590年に蒲生氏郷が会津に住んでから。近江の漆器職人たちを呼び技法を広め、後に京都から蒔絵技術も取り入れ、代々の会津藩主の保護のもと発展しました。国の伝統的工芸品に指定されています
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逸品
関東
- 東京
- 江戸甘味噌
- 光沢ある茶褐色で、深く蒸した大豆の香りと麹の甘みが調和し、とろりとした独特の甘みを持った江戸っ子好みの甘口みそ。米麹を使い、仙台味噌や信州味噌など一般的な辛味噌と比べ、塩が半分で麹が2倍という配分のため甘みが強い
- 江戸甲冑
- 五月人形として飾るための甲冑で、その製作工程は複雑多岐、金工・漆工・皮革工芸・組紐などあらゆる技法・技術を集大成してつくられており、国の伝統的工芸品に指定されています
- 江戸からかみ
- 襖・壁・天井・障子など向けの加飾された和紙で、様々な装飾をほどこしてつくられます。木版摺りを基調としながらも型紙により捺染や刷毛引きなど、多くの技法を用いるのが特徴。平安時代の京の都に始まり、江戸の町人文化に支えられ受け継がれてきた江戸からかみは、温もりのある、美しい意匠に富んだ素材です。国の伝統的工芸品に指定されています
- 江戸木目込人形
- 京では賀茂人形と呼ばれていましたが、衣裳の生地を木の切れ目に挟み込んで作るところから、江戸木目込人形と呼ばれるようになり江戸に伝わりました。やや細面で目鼻立ちのハッキリした顔が特徴です。国の伝統的工芸品に指定されています
- 江戸指物
- 日常家具でありながら、木という素材を最も美しく見せることを目指した工芸品です。その美しさは、仕口という木と木を継ぐ繊細な技術に支えられており、桑・欅・桐など木目の美しい原材料を生かし、接合に金釘を使わず隠れたところほど技術を駆使して作られています。切る・削る・突く・彫るという四つに集約される指物の技には、頑固なまでの職人の個性が感じられます。1997年、国の伝統的工芸品に指定されました
- 東京銀器
- 江戸時代中期に、銀器職人や飾り職人が登場したことが東京銀器の始まり。優雅で長持ち、しかも無害という性質をもちます。国の伝統的工芸品に指定されています
- 本場黄八丈
- 八丈島で自生する草木を原料とする天然染料を使用した絹織物。黄・樺・黒の3色が主体で、八丈固有の風土の中から生まれた染めと織りが特徴。国の伝統的工芸品に指定されています
- 村山大島紬
- 大正時代に錦織物の村山紺絣と絹織物の砂川太織が合わさって誕生しました。全ての工程が手作業でおこなわれる緻密な織物。国の伝統的工芸品に指定されています
- 江戸切子
- 江戸時代末期の1834年、加賀屋久兵衛が金剛砂を用いてガラスに彫刻を施したのが始まりとされている。菊・籠目など伝統柄を組み合わせた切り子模様が独特です。国の伝統的工芸品に指定されています
- 神奈川
- 小田原漆器
- 室町時代中期に、箱根山系の豊富な木材を使った挽物の器に漆を塗ったのが始まりらしい。江戸時代には盆・椀などの実用的な漆器として確立しました。使用される素材は丈夫な欅で、ろくろ挽きで形成した後、生漆を手早く摺り込む摺り漆塗という独特の技法が特徴。国の伝統的工芸品に指定されています
- 鎌倉彫
- 鎌倉時代に中国から伝わった彫漆品の影響を受けた仏師や宮大工たちが、その意匠をもとに新たな木彫彩漆の儀式具や調度品をつくり始めました。手彫りで表現された刀跡の繊細さや塗り重ねられた漆の潤いのある光沢に特徴があります。花鳥風月の自然を題材にしたデザインで、立体感のある彫刻が多い。国の伝統的工芸品に指定されています
- 千葉
- 房州うちわ
- 明治10年ころから製作が始まり、丸柄と呼ばれる良質の女竹を使用し手作業でつくられています。国の伝統的工芸品に指定されている
- つりきんめ
- 金色に輝く大きな目と赤い体が特徴。一尾ずつ丁寧に釣り上げられ、鮮度保持のため漁獲日の午前中には出荷される。EPA・DHAなどの不飽和脂肪酸やビタミン類・ミネラル類が豊富で、コラーゲンも含まれ美容と健康に良い
- 群馬
- 桐生織
- 約1300年の歴史ある織物で、江戸幕府の保護を受け金襴緞子や糸錦のような高級織物も生産するようになった。国の伝統的工芸品に指定されています
- 水沢うどん
- 伝統の手法により小麦粉・塩・水沢の水だけでつくられたもの。渋川市では十数軒のうどん店が軒を並べ、創業1582年の田丸屋、400年の歴史を誇る清水屋など歴史を感じされる
- 埼玉
- 岩槻人形
- 江戸時代の1697年、京都の職人が日光東照宮修理の帰路、岩槻に逗留し人形をつくったことから始まりました。雛人形や五月人形の節句人形と、能・歌舞伎などの浮世人形がある。国の伝統的工芸品に指定されています
- 川越芋菓子
- 川越は江戸時代から甘藷の産地として有名で、芋菓子は明治時代からつくられています
- 五家宝
- 柔らかくさっくりとした独特の歯ざわりと香ばしいきな粉の香りが、どこか郷愁をそそる菓子。熊谷の銘菓として全国的に有名です。伝統的な技法でつくられ、日持ちが良く、控えめな甘さで消化も良く添加物も一切使われていない自然食品。「五穀は家の宝である」という祈りを込めて『五家宝』とつけられました
- 武州正藍染
- 江戸時代からつくられている藍染織で、藍の濃淡だけで素朴な美しさが表現されています。洗えば洗うほど色が冴え、美しい色合いになっていく
- 狭山茶
- 江戸時代中頃から本格的に生産され、明治の開国でアメリカなどにも輸出が始まりました。狭山茶摘み歌でも”色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす”と歌われる深い味わいが特徴。狭山火入という独特の仕上げ技術により甘く濃厚な味になります
- 茨城
- 笠間焼
- 江戸時代の安永年間(1772年〜1781年)から笠間地域で生産された、伝統的な陶磁器製の急須・皿・茶碗・湯のみなど。赤黒く焼きあがった笠間焼は、素朴な手づくりの温かさや力強さ、渋みなど深い味わいがあります。伝統美に加え、現代的デザイン・色彩も取り入れて生活用品を幅広く生み出しており、国の伝統的工芸品に指定されています
- 結城紬
- 1300年以上前から結城地方で生産される日本最古の絹織物。独特の風合いと機能性、品質の高さは、袖を通すごとに味わいが深まります。現在でも伝統技術の織物の技法を守り、すべて手作業で製作されているので大量生産ができなく大変希少です。国の伝統的工芸品に指定されています
- わかさぎ
- 江戸時代に将軍家に献上されてから公魚と呼ばれた、霞ヶ浦周辺で漁獲されるわかさぎです
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逸品
北陸・甲信越
- 新潟
- 糸魚川の翡翠
- 糸魚川の翡翠(ヒスイ)の歴史は約5000年前の縄文時代から続いていて、万葉集でも歌われてます。半透明で緑色に輝く糸魚川ヒスイは世界最古の加工歴史があり、天然記念物に指定された現在は採掘が出来ません。資源が限られており、旧来からの原石を活用して加工している為、とりわけ貴重とされています
- 越後上布
- 南魚沼地域で旧来からの製法で生産された平織の麻織物。奈良正倉院の御物から発見された麻布が新潟から納められた布と推定され、今から1200年以上前には既に越後魚沼地方で織られていたと考えられています。また、江戸時代の文人・鈴木牧之の『北陸雪譜』にも歌われている。通気性に優れ、涼感あふれる夏物着尺です
- 小千谷縮
- 江戸時代初期から小千谷地域で生産されている縮織物及びその縮織物を用いて製作された和服。上質の麻から長い糸を作り、緯糸に強い撚りをかけ織り上げた後、湯もみをして独特のしぼを出す。国の伝統的工芸品に指定されています
- 小千谷紬
- 小千谷縮の技法を活かして江戸時代中期から織り始められました。真綿の手紡ぎ糸と玉糸で織った正絹紬で、古くから縞や絣、無地や白紬が生産されている。国の伝統的工芸品に指定されています
- 塩沢紬
- 南魚沼で製作されており、原料に生糸・玉糸・真綿手紡糸を使用、手くくりなどでつくられた絣糸を一本一本手作業で合わせて織り上げられた染織。国の伝統的工芸品に指定されています
- 燕鎚起銅器
- 燕地方の銅器は、江戸時代中期から地元の弥彦山から採れた銅を使い生産されていました。鎚起とは鎚で打ち起こすという意味で、銅の伸展性を利用して継ぎ目の無い器物をつくる鍛金技術です。国の伝統的工芸品に指定されています
- ル・レクチェ
- 洋ナシの貴公子・貴婦人と呼ばれ、主に新潟市・加茂市・三条市・佐渡市で生産されており、1903年ころにフランスから苗木を導入して栽培したのが始まりです。芳醇な香り、滑らかな食感、独特の甘味が特徴。10月下旬頃に収穫され、約40日間貯蔵庫でじっくり追熱することで、美しい黄色の果実になります
- 富山
- 井波彫刻
- 江戸時代、京都から派遣された御用彫刻師・前川三四郎に井波の大工が彫刻の技術を教わったことから始まったとされ、現在は国の伝統的工芸品に指定されています
- 高岡漆器
- 江戸時代初期、2代加賀藩主である前田利長が高岡城築城の際に武具や箪笥・日用雑貨をつくらせたのが始まり。江戸時代中期には彩蒔絵・木彫・堆朱・堆黒など漆塗りの技法が生み出され、基礎が築かれていきました。国の伝統的工芸品に指定されています
- 昆布巻かまぼこ
- 江戸時代、富山湾で獲れた魚のすり身を、北前船によって運ばれた昆布で巻いたことに始まります
- 石川
- 加賀繍
- 室町時代初期、加賀地方への仏教の布教とともに、仏前の打敷や僧侶の袈裟などの装飾として京都から伝わった。江戸時代には歴代加賀藩主から保護され、独自の発展を遂げてきました。絹糸や金糸・銀糸を使用し、精巧な技術を駆使して立体感のある図柄を浮き上がらせるのが特徴。国の伝統的工芸品に指定されています
- 加賀友禅
- 加賀地域伝統の友禅染を施し生産された織物・帯・長着。写実的な草花模様を中心とした絵柄で、色彩は加賀五彩といわれる藍・臙脂・草・黄土・古代紫を基調とする紅系統を生かした多彩調。線の太さやぼかし、虫喰いなどを駆使し、巧みに自然美を描きだす技法が特徴です。国の伝統的工芸品に指定されています
- 金沢箔
- 金沢市で生産される金・銀・銅・アルミニウム、それらの合金でできた箔。金沢の風土と歴史によって育まれた高い製箔技術から生まれた金沢箔は、国の伝統的工芸品に指定されています。特徴は、金の輝きを失わせることなく極薄の厚さにまで均一に広げる職人技で、美術工芸品やインテリアなど多方面で使われています
- 九谷焼
- 江戸時代初期、加賀藩の職人が備前有田で陶器作りの技術を学び、九谷の地で始めたことから由来します。特に色絵装飾の技術に優れ、国の伝統的工芸品に指定されています
- 輪島塗
- 江戸時代には堅牢な漆器として利用され、明治に入ると豪華な沈金や蒔絵がほどこされるようになりました。国の伝統的工芸品に指定されています
- 福井
- 越前打刃物
- 室町時代初期に京都の刀匠・千代鶴国安が刀剣製作に適した地を求め現在の越前市に往来、近隣の農民のために鎌を作ったことが始まりと伝わっています。日本古来の火づくり鍛造技術と手仕上げを守っている。国の伝統的工芸品に指定されています
- バフンウニ
- 福井の海は、エサである海藻の生育に適し、その良質な海藻を食べることでウニが成長します。バフンウニの塩漬けは日本三大珍味のひとつ
- 越前がに
- 福井県の三国港・越前港・敦賀港・小浜港に水揚げされたズワイガニで、古くから親しまれています。地元では雄をズワイ、雌をセイコと呼ぶ。漁場は越前海岸沖の水深200m〜400mの砂泥域。暖流と寒流がぶつかりあう海流にもまれ、身が引き締まり脂ものります
- 越前焼
- 日本六古窯の一つで、平安時代末期に丹生郡越前町小曽原に最初の窯が築かれたのが始まりとされています。日用雑器が焼かれ、焼き締めや灰釉・鉄釉を基調とする素朴な風合いが特徴。国の伝統的工芸品に指定されています
- 越前和紙
- 奈良時代に仏教の経典を写すための写経用紙として漉かれ、その後に越前奉書などの高級紙がつくられるようになり、幕府や領主の保護をうけ全国有数の和紙の産地として発展しました。紙質は繊細優雅。国の伝統的工芸品に指定されています
- 越のルビー
- 大玉とミニの中間にあたるミディトマトで、糖度が高く、ほどよい酸味も併せ持つ。ルビーのような真っ赤な色としっかりした果肉が特徴で栄養価も高く、フルーツ感覚で食べることができます
- 若狭かれい
- 若狭湾産カレイを淡塩に仕立て浜風に一夜干しすることで、身が締まり甘味が際立った干物。軽く炙って食べる
- 若狭ぐじ
- 若狭湾で漁獲されたアカアマダイ。淡白な中にも味わいがあり、和食の高級食材として珍重されます。鮮度維持と品質管理された大ぶりで色や形が美しいものだけが、若狭ぐじのラベルを貼られ出荷される
- 若狭塗
- 江戸時代初期、小浜藩の漆塗師が中国の漆塗盆の技術に倣い、海底の様子を図案化して始めた。これに改良を重ねて、万治年間(1658〜1661年)に現在の卵殻金銀箔押法が完成し、当時の小浜藩主・酒井忠勝が若狭塗と名付けました。国の伝統的工芸品に指定されています
- 山梨
- 勝沼ワイン
- 勝沼は甲州盆地の東に位置し、扇状地の広がる同地区は水はけがよく寒暖差が大きいため、ぶどうづくりに適している。1877(明治10)年、大日本山梨葡萄酒会社が創設され、本格的な葡萄酒醸造が開始されました
- 甲州印伝
- 江戸時代初期の寛永年間(1624〜1644年)にインドの宝飾革が幕府に献上され、その華麗さに影響を受けて国内でつくられた革製品を印伝と呼ぶようになりました。いまでも製法が伝わっているのは甲州印伝のみで、鹿革に漆で模様をつけるのが特徴。国の伝統的工芸品に指定されています
- 桔梗信玄餅
- 山梨県を代表する銘菓で、戦国武将・武田信玄に由来する土産物としても有名です
- 長野
- 小布施栗
- 主に上高井郡小布施町で生産され、その栽培は室町時代に始まったといい、大粒で艶がある
- 木曽漆器
- 木曽漆器の歴史は江戸時代初期に遡ります。木曽は檜を始めとする木曽五木など良質の木材が豊富で、木地づくりが盛んな土地でした。明治時代になると鉄分を多く含む錆土が発見され、丈夫で使い勝手のよい漆器がつくられるようになった。国の伝統的工芸品に指定されています
- 佐久鯉
- 佐久地域で養殖される食用鯉。江戸時代後期の1825年に藩主・内藤正縄が大阪から淀鯉を持ち帰り、藩の財政再建に功績のあった並木七左衛門にこの鯉を与え、池に放ったところ自然に繁殖した。後に水田で養殖されるようになりました。佐久の気候と千曲川の清流が全国に誇る身の締まった鯉を育てあげています。冷たい流水で飼育されるため成長が遅く、他産地の鯉より出荷に日数がかかりますが、じっくり育てることで泥臭さが抜け身も引き締まります
- 信州打刃物
- 戦国時代の武田信玄・上杉謙信による川中島合戦当時、武具・刀剣類の修理をしていた刀匠から、この地の人々が鍛冶技術を習ったのが始まり。特に鎌は刃幅が広く強靭で全国的に有名。国の伝統的工芸品に指定されています
- 信州味噌
- 鎌倉時代から続いている歴史ある信州味噌は、淡色辛口の米味噌に分類、やや酸味のある特有の風味が特徴です
- 戸隠そば
- 戸隠そばの歴史は平安時代に遡ります。修験道の道場として知られた戸隠では、修験者たちによって蕎麦の実をつぶして粉を湯に溶いたそばがきが昔から食べられていました。現在は、山の澄んだ伏流水を用いて風味のあるそばが作られています
- 野沢菜
- 主に野沢温泉村で生産されている信州の伝統野菜。1756年頃、京都から天王寺蕪の種を持ち帰って蒔いたところ葉柄・茎丈が大きく成長、野沢温泉の気候や風土によって変化し野沢菜ができたと伝えられています
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