逸品〜VIP名産品〜
東海・近畿
愛知
岐阜
静岡
京都
兵庫
奈良
和歌山
三重
大阪
滋賀
★愛知
赤津焼
日本六古窯の一つで、始まりは奈良時代に遡ります。江戸時代初期に現在ある伝統的技術・技法や名称が確立しました。特徴は7種類の釉薬と12種類の多彩な装飾技法。国の伝統的工芸品に指定されています
有松鳴海絞
有松・鳴海地域に伝わる製法で生産された、絞り染織物や絞り染め織物を使用した和服など。江戸時代初期、名古屋城築城時に豊後の人々から技法が伝えられ、その後、独特の上品で多種多少な技法が考案・開発されて現在に至ります。国の伝統的工芸品に指定されています
一色産うなぎ
愛知県幡豆郡一色町では明治27年からウナギの養殖が行われていますが、すべての養殖池が矢作川水系の清流水を活用し、天然に近い状態で生産されます。ビタミンA・ビタミンE・ドコサヘキサエン酸・レシチン・エイコサペンタエン酸が多く含まれ栄養価が高いのが特徴です
瀬戸染付焼
江戸時代の1804(文化4)年から始まり、南宋風の絵画をほどこす技術などが加わり発展しました。素焼きした生地の表面に直接筆で模様を描く下絵付けが特徴で、藍色を基調に花鳥・昆虫や風景を描く。国の伝統的工芸品に指定されています
常滑焼
日本六古窯の一つで、起源は平安末期で1000年を越える歴史を持ちます。平安時代には大瓶・大壺などの日用雑貨、桃山時代には茶道具がつくられた。江戸時代には、この地で産出する鉄分の多い陶土の性質をいかした朱泥焼や白泥焼・火色焼がつくられ今日の基礎を築き、現在も長年駆使された技術が受け継がれています。国の伝統的工芸品に指定されている
豊橋筆
江戸時代後期の1804年、今日の筆師・鈴木甚左衛門が吉田藩の御用筆匠に迎えられたことに始まりました。混毛に水を用いて交ぜ合わせる練り交ぜの工程が豊橋筆の特徴で、使い勝手の良い筆は高級品として有名。国の伝統的工芸品に指定されています
西尾の抹茶
西尾の抹茶の歴史は、鎌倉時代の1271年創建の実相寺境内に聖一国師が茶種を播いたことに始まりとされています。文献上でも江戸時代初期に西尾で茶栽培が行われていたことを示す記録がある。矢作川の流れに沿って適当な湿度があり、また稲荷山一帯が水はけのよい地質なので、現在も良質の抹茶がつくられます
三河木綿
三河は日本の木綿発祥の地で、江戸時代には三河木綿の縞柄や格子柄が江戸を中心に全国に知れ渡りました。明治時代になってからも三河木綿・三河縞ブランドが全国に広がり、質の良い綿織物として現在まで受け継がれています
★岐阜
岐阜提灯
発祥については諸説あって判然としませんが、18世紀中頃に始まったといわれています。文化・文政年間(1804〜1830年)には草花を描いた提灯が普及、原材料となる和紙や竹が豊富にあったことから岐阜での提灯づくりが発展しました。今も良質な竹と和紙を主な材料として秋草や風景などを描いた美しい提灯がつくられており、国の伝統的工芸品に指定されています
堂上蜂屋柿
美濃加茂市で生産されている干し柿専用の品種。堂上蜂屋の干し柿はかつて朝廷に献上され、また歴代将軍も魅了するなど高位高官の人々に愛された。果肉は繊密で、種子・水分とも少ない柿を収穫した後、40日ほどかけて干し柿にする
飛騨牛
岐阜県産の黒毛和種のなかでも、特に優れた牛肉だけを飛騨牛と呼びます。澄みきった高原の空気と清水に恵まれた飛騨の風土で丹念に育てられているので、柔らかく風味豊かでキメ細かな肉質です
飛騨春慶
江戸時代初期、大工の棟梁・高橋喜左衛門が、たまたま打ち割った椹に美しい木目を発見して盆をつくり、その盆を透き漆で塗ったものが始まり。板物や曲物には針葉樹の檜、割目・批目細工には椹、挽物には広葉樹の栃を素材として使いつくられ、国の伝統的工芸品に指定されています
美濃和紙
正倉院文書に奈良時代の戸籍用紙が美濃和紙であったと記載されており、1300年もの歴史を持つ。鎌倉時代から普及し、全国的に広まりました。流し漉きと呼ばれる製法で、漉きムラのない縦・横に繊維の絡んだ紙ができる。薄い紙でも布のように丈夫で美しく、国の伝統的工芸品に指定されています
★静岡
餅に砂糖入りのきな粉をまぶした菓子で、江戸時代から安倍川畔で売られてきた東海道の名産品。徳川家康が命名したと言われています
掛川茶
掛川市は茶の生育に適した豊かな自然環境に恵まれ、国内屈指の茶栽培地として知られます。特に、掛川の深蒸し煎茶はじっくり時間をかけ深く蒸すため、茶葉がほどよく砕かれる
川根茶
川根地域は江戸時代から茶の産地で、南アルプスを源とする大井川の清流と、朝夕に立ちこめる川霧が味わい深い銘茶を育んでいる。ほのかな渋みと深い旨味が特徴です
黒はんぺん
新鮮なイワシやサバを使ってつくられる加工食品で、江戸時代、駿河湾の漁師の家で余った魚が加工されたのが始まりらしい。骨も皮も一緒にすり潰すため鉄分やカルシウムなどを含み、最近は健康食品として注目されている。歯ごたえが良く、魚本来の旨味を味わうことができます
シラス
カタクチイワシやマイワシなどの生後1ヶ月〜2ヶ月の稚魚のことで、カルシウムや鉄分を多く含み、主に釜揚げシラス・ちりめん干し・たたみいわしなどに加工されている。日本近海有数の漁場である駿河湾には、富士川・安部川・大井川が流れ込むことで発生する大量のプランクトンが上質のシラスを育み、旬には生で食べることもできます!
駿河竹千筋細工
江戸時代後期から広まり、東海道を行き交う旅人に売られていました。一般的な平ひごを編む技法と異なり、丸籤を組んでつくる技法で繊細な美しさがあります。国の伝統的工芸品に指定されている
桜えび
海のなかでは透明な紅色だが、水揚げされた後に桜色に変わる。春漁と秋漁の年2回。操業場所・漁獲量などが厳しく管理されています
丹那牛乳
丹那の牛乳は明治14年から始まり、現在では集乳から工場到着の時間が短いため、生乳本来の風味を生かした状態で殺菌処理することができる。良質な味と香りの牛乳です
うなぎ
ニホンウナギを100日以上給餌・育成した150g以上のウナギで、浜名湖地域で養殖されたものが浜名湖うなぎと定義されています
★京都
京菓子
古くから神社仏閣への供物や宮廷での儀式・宴用に発達し、茶道文化の発展とともに色・形の美しさや味が洗練されてきました。江戸時代の元禄期には、京都の四季の風物や花鳥風月が意匠化され、季節感と風味を大切にする美しい京菓子ができあがりました
京鹿の子絞
絞り染は、着物や帯揚などに使われる染色技法で、絞り作業は全て手作業。括の模様が小鹿の斑点に似ているため、鹿の子絞と呼ばれています。室町時代から江戸時代初期にかけて、辻が花染として盛んにおこなわれるようになり、江戸時代中期には鹿の子絞の全盛期を迎えました。国の伝統的工芸品に指定されています
京くみひも
1000年以上前から利用され、神仏具・武士の鎧兜・刀の下げ緒など装身具や調度品に広く使われてきました。基本的な組み方だけで約40種類、模様などバリエーションを含めると3000種類を超える組み方がある。国の伝統的工芸品に指定されています
京小紋
基本となる型紙がつくられた、およそ1200年前に始まったと伝えられています。江戸時代に、小紋を染めた麻裃が武士の正装となり、やがて町人文化の自由で粋な感覚を受け、庶民の間にも洒落た衣装として流行しました。国の伝統的工芸品に指定されています
京扇子
平安時代初期に、木筒を数枚つなげて扇の形にした物が始まりと考えられています。日本の伝統文化・芸能には欠くことのできないものであり、平安時代には王朝貴族の儀礼や服飾に用いられ、後には能や舞踏、香道・茶道の必携のものとなりました。国の伝統的工芸品に指定されています
京象嵌
象嵌とは鉄に金・銀・赤銅などをはめ込んだ金属工芸品の一種で、鎌倉時代には刀の鍔などに象嵌が施されました。江戸時代末期には、火鉢や煙管など一般にも広く用いられるようになり技術が発達。国の伝統的工芸品に指定されています
京たんご梨
日本海に囲まれた丹後半島の澄んだ空気・清冽な水・ふりそそぐ太陽のもとで育まれた、京都府京丹後市産の梨。20世紀梨を改良したゴールド20世紀という品種で、爽やかな甘さが特徴。センサーで糖度選別され、一定以上の糖度のものだけが認証されます
京うちわ
南北朝時代、朝鮮団扇が京都の貴族の別荘であった深草に伝わったのが始まりとされています。江戸時代以降、柄が中骨と一体ではなく後から取り付けられる挿柄という構造が定着。国の伝統的工芸品に指定されています
京とうふ
京都特有の気候・風土・文化に育まれ、千年以上受け継がれてきた伝統的食品。大豆・水・時間と熟練の技がつくりだした味を今に伝えています
京都名産すぐき
すぐきかぶらの皮をむき塩漬けし発酵させてなる京都産の漬物。安土桃山時代、上賀茂神社の社家がすぐき蕪の種を手に入れ、上流階級の贈答品として栽培していたといいます。当時、製法は門外不出でしたが、江戸時代の飢餓の際に難民救済のために広まりました
京焼・清水焼
京都では、平安京の造営と同時に本格的に焼き物づくりが始まり、それ以来、優れた陶工と名品を輩出してきました。多品種少量生産が特徴で、国の伝統的工芸品に指定されています
京友禅
江戸時代中期に京都の扇絵師・宮崎友禅斉が、自らの画風を取り入れて模様染めの分野に生かし手描友禅を確立。明治時代初期には広瀬治助によって、模様を写し取った型紙を使って染める型友禅が開発され、広がっていきまいした。国の伝統的工芸品に指定されています
京湯葉
鎌倉時代初期から、禅宗の寺で精進料理の材料として使われるようになりました。江戸時代の文書『豆腐百珍』には湯葉料理が5品紹介され、すでに一般的な食材として親しまれていたことがわかります
九条ねぎ
京の伝統野菜で、約1300年前の和銅年間(708〜715年)に栽培が始ったとの記録があります。日本の葉ネギの代表品種
西陣織
京都は、平安時代から宮廷文化を中心に絹織物業が盛んでした。室町時代の応仁の乱の時、西軍大将・山名宗全が西に陣をはったことが、西陣の地名と西陣織の由来。京都が育んできた高級絹織物で、先染の紋織物。様々な色の糸を使うため絢爛豪華であり、糸使いの紋様は精緻を極める。国の伝統的工芸品に指定されています
八ツ橋
京都を代表する菓子で、江戸時代の元禄年間(1688〜1704)から流行した。米粉をこねて蒸し、砂糖・肉桂などを加えて練り、その後に薄くして短冊形に切って鉄板で焼いてつくられ、琴の形になるよう反りをつける。肉桂の香りと堅さが特徴です
★兵庫
明石鯛
豊富な餌に恵まれた明石海峡で育ち、明石海峡または明石沖で漁獲された鯛。明石海峡は潮流が速いので身の引き締まった鯛になり、漁獲後は鮮度保持され高級料亭でよく使われています
有馬籠
安土桃山時代から始まり、神戸市・西宮市で製作されています。伐採した竹を細かい手作業で竹ひごにし、編み組みでつくられます。明治時代にはウィーン万博にも出品されました。現在は、茶道・華道向けの高級籠から果物盛器まで多種多様な籠が製作されている
出石そば
江戸時代の1706年、仙石氏が信州の上田から出石に国替えとなった際、そば職人を連れてきたのが始まり。現在も挽きたて・打ちたて・ゆがきたての三たての味が守り続けられています
神戸牛
兵庫県内で生産される優れた但馬牛を素牛とした和牛の肉で、熟練した農家が高度な肥育技術を駆使してつくりだす高級霜降り肉。神戸肉流通推進協議会が神戸肉之証を発行しています
三田牛
兵庫県三田産の牛肉で、但馬牛を素牛として三田地域で長時間丹精をこめて育てられます。三田地域は、昼夜で寒暖の差が激しく、武庫川水系のミネラル豊かな伏流水があり肉牛肥育に適した土地。柔らかく繊細で濃密な旨味があります
但馬牛
兵庫県但馬地方産の和牛で、筋繊維が細かく、細かなサシが入った優れた肉質の霜降り肉。他地域の牛との交配を避けながら改良を重ねられた優良な血統で、神戸牛・松坂牛・近江牛など多くの高級牛肉のルーツとなっています
丹波栗
丹波地方では平安時代から栗が栽培されており、927年の『延喜式』にも記載されています。ツヤがあり表皮が薄く渋離れもよいことが特徴で、江戸時代には全国的に知られるようになりました
丹波立杭焼
始まりは平安時代といわれ、日本六古窯の一つ。当初は壺などが主製品でしたが、江戸時代には優れた茶器が生み出されるようになりました。立杭独特の足で開店させる蹴ろくろとともに伝統技術が継承されています。国の伝統的工芸品に指定されている
黒大豆
丹波地方では、粘土質の土壌と昼夜の激しい気温差が黒大豆の生育に適し、古くから栽培されていました。江戸時代には8代将軍・徳川吉宗に献上されて評判になった
豊岡杞柳細工
豊岡市周辺地域で生産された杞柳製品で、コリヤナギや籐などで編んだ行李やバスケット・籠などの木工品。丸山川に自生するコリヤナギで籠を編むことから始まったとされています。歴史は古く、奈良時代に作られた『但馬国産柳箱』が東大寺の正倉院の御物として残されている事から1200年以上の歴史を有する。国の伝統的工芸品に指定されています
揖保乃糸
播州地区でのそうめん生産の歴史は古く、室町時代の古文書や神社祝言にも記述・記録されています。手延そうめん製法の特徴である、ねかしと縒りをかけながら延ばしを繰り返す事によって得られるグルテン繊維の緻密な構造が美味しさの秘密!ゆでのびしにくく、滑らかで舌ざわりがよく、コシがあって歯切れがよい食感が特徴です
播州そろばん
安土桃山時代の天正8(1580)年、羽柴秀吉の三木城攻略時に大津に逃れた住民がそろばんの製造技術を習得し、帰郷してからつくり始めたといいます。国の伝統的工芸品に指定されている
★奈良
高山茶筌
室町時代から始まり、現在は国の伝統的工芸品に指定されています。高山茶筌の技法のうち、特に味削りは一番難しい工程で伝統の技術が必要になる。小刀と指先でそのほとんどがつくられます
奈良晒
麻皮を紡いで糸にし、手織りした麻布を真白く晒し天日で仕上げたもの。江戸時代初期に、麻織物の一級品として幕府にも納められ、徳川家康が御用品とし有名になりました
三輪素麺
室町時代には宮廷料理に登場し、細くコシの強い麺が特徴。手延べ製法でつくられたソーメンは、高級ソーメンとして知られています
大和茶
大和高原地域で生産されています。806年、弘法大師が唐から茶の種子を持ち帰り、宇陀に種をまいて伝えたのがその発祥となっている
吉野葛
吉野地方産のくず粉。葛根から採取した葛澱粉を原料として製造・精製されたもの。なめらかな口あたりの料理や菓子がつくられ、高級料亭でも評価を得ています
吉野杉
吉野地方産の杉材で、高品質材として全国的に有名。紅杉とも呼ばれ、紅淡色で年輪が緻密に揃い強度もあります
★和歌山
有田みかん
有田地域の急傾斜を利用した石垣階段畑でつくられています。日照・排水・土質・気温が高品質なみかんの栽培に適し、石垣には保温効果・排水効果・光の反射効果などがあり、美味しいみかんをつくるための重要な要素が有田地域には揃っています
勝浦のマグロ
那智勝浦町で水揚げされる勝浦のマグロは、延縄漁法で獲られる天然生マグロです
紀州漆器
起源は室町時代の黒江塗、13世紀後半の根来塗などにある。江戸時代に豊富な檜材を背景に日用漆器として発展しました。昭和に入ると天竜塗り・錦光塗・シルク塗りなどが考案された。国の伝統的工芸品に指定されています
紀州備長炭
県木であるウバメガシをメインとして天然木を原料に紀州の土と石でつくった窯で焼きあげられた白炭。品質は全国的に高く評価されています。備長とは江戸時代の炭問屋・備長屋長左衛の名に由来する。世界に類がないと言われるほとの硬さで、叩くと綺麗な音がします
紀州梅干
江戸時代、紀州田辺藩が梅の栽培を推奨したことから始まり江戸で有名になりました。大粒で果肉が厚くやわらかい梅干
南高梅
和歌山県みなべ地方産の南高梅で、花は白色一重、皮が柔らかく大粒で果肉も厚い。昭和25年に、南部郷内で栽培されていた多くの梅から最優良品種として高田梅を選抜、選定に深くかかわった南部高等学校園芸科に敬意を表して南高梅と命名されました
金山時味噌
金山時みその歴史は、鎌倉時代の禅僧・法燈国師が中国で修行した際に味噌の製法を習得し、帰国後紀伊由良に西方寺を建立時に伝授したのが始まりと云われています
熊野牛
熊野地方で飼育されている高級和牛ブランドで、きめ細かな肉質と豊かな風味が特徴です
じゃばら
北山村で生産されている柑橘類の一種。柚に似ていますが柚よりも果汁が多く、疲労回復に役立つビタミンやカロチンが含まれています。北山村では昔から自生しており、料理に使われてきました。名前は、邪を払う意味で名付けられたといいます
太地の鯨
古式捕鯨発祥の地として名高い太地町で水揚げされています。江戸時代の1606(慶長11)年、和田頼元が太地浦で捕鯨を始めたといい、その後に網取り法が考案されて捕鯨が発展、明治時代には西洋式捕鯨法が導入されました。現在は、古式捕鯨の伝統を受け継ぎながら、近海でIWC管理対象外のツチクジラ・ゴンドウクジラなどの小型捕鯨が続けられています
クエ
クエはスズキ科ハタ属の魚で、関東以南の太平洋沿岸から東シナ海沿岸に分布し、本州南方の海域で漁獲されます。大きいもので体長1.5m、重さは60kgにもなる巨大高級魚で、秋から冬にかけてが旬です
★三重
あのりふぐ
伊勢湾近海域で漁獲され、安乗漁港を中心に水揚げされる体重700g以上の天然トラフグ。餌となるプランクトンや小魚が豊富な伊勢湾の安乗岬で春に生まれ、秋になると潮の早い外洋で身が引き締められます
伊賀くみひも
伊賀市・名張市で生産されたくみひもを使用した帯締め・羽織り紐。起源は奈良時代以前まで遡り、江戸時代には既に名産品でした。現在では伝統技術を守りながら、新しい感性を加えネクタイ・ベルト・マフラーなどの洋装品や、根付・携帯ストラップなどの小物類もつくられています。国の伝統的工芸品に指定されている
伊賀焼
日本六古窯の一つで、安土桃山時代には茶陶の産地として広まりました。伊賀陶土と呼ばれる陶土の特性を活かした耐熱食器などが生産され、現在もその伝統を継承しています。国の伝統的工芸品に指定されている
伊勢一刀彫
伊勢神宮遷宮時の残木を材料として宮大工が掘ったことから始まり、伊勢神宮参拝の土産品として発展しました。現在では楠や檜を用いて独特の大きな鑿で大胆に木の角を取りながら、新年の縁起物の十二支や恵比寿などがつくられています
伊勢ひじき
伊勢志摩地域伝統の伊勢方式・蒸し製法により生産された干しひじき。江戸時代には既に伊勢の名産品として知られていました。長く太いひじきで風味がよく、高級品として扱われています
ハマグリ
桑名に生息しているハマグリは殻が大きく、身も柔らかく詰まっているのが特徴です
鈴鹿墨
平安時代初期、鈴鹿山の松脂を燃やして煤をとり墨がつくられたという。現在でも植物性油煙を原材料として煤と膠を混合し、昔ながらの製法でつくられており、完成まで約100日間を要する。国の伝統的工芸品に指定されています
四日市萬古焼
元文年間(1736〜1741)に桑名の豪商・沼波弄山が、現在の朝日町小向で良質の陶土が採れることに気づき開窯したのが始まり。当初は赤絵の陶器を焼いていたが、後に茶褐色の薄手の陶器がつくられるようになりました。国の伝統的工芸品に指定されています
★大阪
和泉蜻蛉玉
奈良時代から始まったという、国内では最も古い歴史のある和泉地方のトンボ玉は、泉州玉・さかとんぼと呼ばれ昔から有名だったといいます
大阪浪華錫器
錫は古くから工芸品の材料として使われ、江戸時代に錫器が広く使われ始め、大阪に産地が形成されました。錫は非常に柔らかく機械加工しにくい素材なので、工程の大半は現在でも手作業で行われる。水の浄化作用があり、酒器や茶器・花瓶などによく使用される。国の伝統的工芸品に指定されています
堺打刃物
16世紀後半の天正年間(1573〜1592)、ポルトガルから伝来したタバコの葉を刻むタバコ包丁が堺でつくられるようになって始まったと伝わっています。江戸時代に徳川幕府が専売を許可、堺の刃物の切れ味と名声が全国各地へ広がりました。元禄年間(1688〜1704)には出刃包丁がつくられ始め、伝統的な鍛造技術・技法を継承してつくられている堺打刃物は、現在も多くの料理人に高い評価を受けています。技術・技法は伝統を受け継ぎつつ、素材はステンレス鋼・ハイス鋼・ダイス鋼で作られており、錆びにくく切れ味が良い。国の伝統的工芸品に指定されています
★滋賀
近江牛
琵琶湖を取り囲む豊かな自然環境と清水溢れる滋賀県内で、厳選した黒毛和種を優れた技術で肥育。肉質は霜降り度合いが高く、芳醇な香りと柔らかさが特徴です。1590年、高山右近が蒲生氏郷と細川忠興に近江牛肉を振る舞ったとされています。また、1687年には彦根藩で牛肉の味噌漬けが考案されました
近江真綿
真綿とは繭を引き延ばして作った綿で、近江真綿は約250年の歴史があるという。水を張ったタライの中に繭を入れ、袋状の繭を四角く均一に引き延ばし木枠に張りかけてつくります
信楽焼
日本六古窯の中でも最古の窯場で、信楽町産の粘土を原材料として生産された陶磁製品です。奈良時代、聖武天皇が紫香楽宮を造営するにあたって、信楽の土を使って瓦や什器を焼いたのが始まりといわれる。特に室町時代や安土桃山時代には茶道具の生産が盛んとなり、多くの名品が生まれた。国の伝統的工芸品に指定されています
逸品〜VIP名産品〜
ご当地グルメ&名産品市場