参加意思の尊重か、従業員の関係性強化か…揺れる年末行事
各地で忘年会が開催されているこの季節。
先輩・後輩が仲良くなるきっかけでもあり、1年間の勤労に対する「お疲れ様」という意味でもあり、多くの会社が忘年会を催しています。
しかし、「なぜ参加しなければならないのか」「半強制的じゃないか」といった声もあり、会社活動の一環なのか、それとも個人の時間を尊重するべきなのか、線引きが難しい問題となっています。
そこで、今回は「忘年会の参加強要はパワハラ(パワーハラスメント)にあたるのか」という点に絞って調査を行ないました。
職場や学校などで忘年会に参加することを強要されたことはありますか?
忘年会の参加強要はパワハラや嫌がらせにあたると思いますか?
なぜ忘年会への参加強要がパワハラにあたると思いますか?
全体の4分の3が参加意思を尊重すべきだと思っていることが分かりました。
働き方が多様化するなか、働くことに対する考え方や休日の過ごし方などの概念が変わりつつあることの傾向とみられます。
なぜ忘年会への参加強要がパワハラにあたらないと思いますか?
「会社の社員同士の関係を築いていく重要な位置づけとして忘年会がある」と感じている人が多く、パワハラという意識にとどめる必要がないと考える人が大多数のようです。
忘年会をすることについてどう思いますか?
今回の調査から、忘年会に対する意識は、個人の意思の尊重すべき意見と、会社のコミュニケーション円滑のための会社行事であるべきという意見に割れた結果となりました。
忘年会などのイベントが多くなる季節ですが、個人の意思を尊重する人と、必要な会社行事と考える人が拮抗している状態であることを忘れない事が重要です。
自分の考えを他者に押し付けることなく、楽しい忘年会としたいものです。
万が一、仕事以外での強要が過度な場合には、パワハラになる可能性がありますので、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
調査期間:2016/11/30~2016/12/12
回答者数: 887人(男性403人/女性484人)
■情報提供元
労働問題・労働審判相談サポート
https://www.soudan-form.com/roudoumondai-support/
モラルハラスメント対策相談サポート
https://www.soudan-form.com/moralharassment-support/
セクハラ・パワハラ相談サポート
https://www.soudan-form.com/sekuharasoudan-support/