河北新報の造形力、繊細さに光 仙台の嵯峨さん金工の最高賞のニュースを見て、その写真に目を奪われた人も多かったのではないでしょうか。
「ペンギン先生~子守日和・プレゼント~」
なんとも可愛らしい、心に残る作品ですよね。
私は今まで金工には全く興味が無かったのですが、この作品を見て少し興味を持ちました!
嵯峨さんが受賞した淡水翁賞(たんすいおうしょう)とは、若手金工作家奨励賞。非鉄金属専業販売商社である佐藤保商店(現佐藤金属株式会社)を創業した淡水翁・佐藤保氏を記念して、45歳以下の若手金工作家奨励のため創設した賞です。
ちなみに金工とは、金属に細工をする美術工芸の事。
嵯峨さんはペンギンなど生き物をモチーフに、主に銅を使った鍛金技法でオブジェなどを制作する。温かみと柔らかさを感じさせ、ユーモアある物語性のある造形が特徴らしいです。
選考委員による寸評では『嵯峨氏の作品は、鍛金技法を用いて、動物や蛙などの生きものを造形化した作品である。「ペンギン先生」はシリーズもので、2013年度の作品は「青空散歩」。腹ばいになったペンギンが目印の「動物飛び出し注意」の看板の前を、一羽のペンギンが、空を見上げながら、ゆっくりと歩いている。その愛らしいペンギンの造形力も素晴らしいが、ネクタイピンから靴紐にいたるまでディテールまで丁寧に作り込んでおり、見事な作品である。』との事。
ペンギン先生~青空散歩~
福良蛙
今月9月18日(木)~23日(火)には、作品約40点を展示する個展「鍛金の仕事展」が青葉区南町通りのオープンギャラリーくろすろーどであるようです。時間は11:00~19:00。
まさに芸術の秋。仙台駅からもそう遠くない距離ですので、ちょっと散歩がてら立ち寄ってご鑑賞してみてはいかがでしょうか?
連絡先はくろすろーど022(265)1487。
記事・画像引用参照:
河北新報オンラインニュース
第30回淡水翁賞 公益財団法人美術工芸振興佐藤基金