秋の夜長に読みたい!仙台や宮城県が舞台の本【小説・物語編】

 今回の宮城県ゆかり本の紹介は小説・物語編!

モラトリアムな季節


著者:熊谷 達也
 大学受験に失敗した和也は予備校に通うため仙台で独り暮らしを始めた。
 小学五年生のときに四ヵ月だけ住んだO町での思い出が真っ先に心に浮かんだ。閉塞した浪人生活に悩む和也の前に、初恋の相手であるナオミが現れる。高校時代の彼女とも、よりを戻しつつある和也の心は激しく揺れ動く―。
 昭和五十年代を舞台に、混沌とした青春期を瑞々しく描いた成長物語。

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広瀬川の漣


著者:山﨑 毅
 昭和45年頃、高校生であったティーンエイジャーたちの日常を描いた青春小説である。
 当時の若者たちが恋愛に、進路にと、様々なことに悩む様子がうかがえる臨場感あふれる内容。しかも、世は高度成長真っ只中の時代。大阪万博が開催され、公衆電話ボックスも現れ、当時の時代背景が懐かしくよみがえる。
 当時を知る読者には郷愁を掻き立ててくれるであろう。

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仙台ミステリー傑作選


 伊達政宗の青葉城、詩情ゆたかな広瀬川、日本三景の松島、名刹・瑞巌寺、そして陸中海岸…日本のハイデルベルグとも謳われる杜の都・仙台と奥州一帯を舞台に、七夕祭りや名産こけし人形の謎などを通して探る旅情あふれるロマンチックなミステリーの数々。
 小林久三・高城高・都筑道夫・高橋克彦・阿刀田高・藤雪夫・中井英夫など、異色の顔ぶれが競演する魅力のミステリー紀行シリーズ第14弾!

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仙台青葉の殺意


著者:西村 京太郎
 仙台で食品会社の社長・田中伸彦が病死した。田中が病床で記した手帳には、なぜか何の接点もないはずの十津川の名が残されていた。
 田中の妻・啓子から葬儀に招かれた十津川は、興味にかられて手帳を譲り受けるが、帰りの新幹線の車中、不覚にも何者かにそれを奪われてしまう。
 その後、この手帳を巡って繰り返される殺人事件。そこにはどんな謎が隠されているのか?厚いヴェールに覆われた真相に、十津川警部の推理が迫る。

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仙台駅殺人事件


著者:西村 京太郎
 毎年十二月一日正午に、仙台駅ホームに佇む和服姿の美女がいた。
 彼女は、銀座の高級クラブのママ、早坂みゆき。原宿で起きた殺人事件の容疑者となった彼女は、毎年一千万円もの大金をゆすられ続けていたのだった。
 姿を消したみゆきを追う十津川警部は仙台駅に網を張るが、何者かの妨害に遭い、失敗。著者:西村 京太郎
 そして新たな殺人が!複雑に絡み合う事件の意外な真相とは。

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仙台藩勤王風雲記


著者:近江 静雄
 寛文事件(伊達騒動)の忠臣柴田外記の家を継ぎ、白鳥事件の家臣の罪を負って自決した船岡邑主柴田意広の悲劇を刻む(『思うは青葉城』)。
 重なる排斥にもめげず、初志を貫こうと奮闘した。勤王派の領袖遠藤文七郎充信の独立自尊・孤高の人間像に迫る(『睡龍立てり』)。
 小禄の家の出ながら、勤王・倒幕の先鋒として活躍した漢学者文章家で知られた岡千仞の不屈の精神を明らかにする(『桜沢の誓い』)。

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独眼竜政宗秘話殺人事件


著者:木谷 恭介
 宮城県警捜査課の呉竹緑に緊急連絡が入った。仙台市内の住宅が突然陥没したというのだ。
 現場は青葉城近く。かつて採掘された亜炭の坑道が抜け落ちたらしい。だが、不思議なことに2人住まいなのに遺体が3体見つかった。
 また、現場にはかすかに爆薬の臭いもしていたという。そこは江戸時代、伊達家に仕えていた武士が住んでいたところで、いわく因縁がありそうだった。
 緑は友人で市役所に勤める柳瀬夕規子に連絡。彼女から伊達政宗にまつわる伝説を聞き、事件に「呪われた黄金像」が関係していることをつきとめ、旧知の宮之原警部に応援を頼むと、やがて第2の殺人事件が発覚する。

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東京・松島殺人ルート


著者:西村 京太郎
 東京で初老の男女が相次いで死んだ。男は交通事故死、女は溺死。二人ともどこかの島に行こうとしていたらしい。
 手がかりを求め十津川警部と亀井刑事は秋田の田沢湖へ向かい、さらに宮城の松島へと辿り着く。
 事件の背後に浮かび上がる開発を巡る利権と黒い影。大胆な捜査に打って出た十津川に勝機はあるか。

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松島・作並殺人回路


著者:梓 林太郎
 元警視庁刑事の小仏太郎は勤務中の接触事故の責任をとって退職、東京下町の亀有に私立探偵事務所を開業した。
 そこにやってきたのは、かつて交際していたカメラマンが現在どうしているか調べてほしいという、奇妙な女からの依頼だった。
 調査は難航、別の女性失踪の行方調査で日本三景の松島に向かうが、そこで待っていたのは…!?
 下町人情探偵が活躍する傑作推理。

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