私は週の半分は晩酌をします。大体はビール一本、多い時は+日本酒お猪口1~2杯くらいでしょうか
今日は、長寿の秘訣は「百薬の長」…宮城を見て、気になったのでちょっと検索して調べてみました!
このニュースの岩沼市に住む99歳のお婆ちゃんは、昨年に肝臓を患うまでは毎晩日本酒をたしなみ、今はノンアルコールビールを愛飲するという。
確かに健康、長寿だ[emoji:i-179]これは気になる方も多いのではないでしょうか?
まず、昔から「酒は百薬の長」と言われますが、これを医学的に裏付けるデータがあります。
調査や研究では、「適量のお酒を飲んでいる人の死亡率が、全く飲まない人、また大量に飲む人に比べて最も低い」というデータが発表されています。これには人種や性別、地域条件を越えた共通性が見られるらしい。
ACSH(American Council on Science and Health、米国保健科学協議会)は、各国の医学関係者、研究機関による研究報告を集約、分析した結果、「適量の飲酒は全死亡率を低下させ、健康にプラスである。一方、過度の飲酒は死亡率を大幅に上昇させる」との結論をまとめています。
適量の飲酒が死亡率を低下させるのはなぜか。それは、死亡原因で大きなウエイトを占める心臓病に対して予防効果があるためと考えられています。
アルコールが、心臓疾患を予防する効果のあるHDLコレステロール(善玉コレステロール)増やし、高血圧、虚血性心疾患、脳卒中などを引き起こす動脈硬化を防ぐ効果があるからだといわれています。
また、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)のレベルを下げる働きがあるとされています。
この他にもストレスに反応する冠状動脈発作を減少させる働きもあるとされています。
しかしその適量というのがいまいちピンとこないんですよね(笑)いったい適量ってどのくらい
適量には個人差があり、同じ人であってもその日の状態によって酔い具合が異なるため、一概にいうことはできないようです。
社団法人アルコール健康医学協会では、一般的に、約1~2単位のお酒を限度とするようにすすめています。純アルコール量にして約20~40g。このくらいの量であれば、ほどよくお酒を楽しめると説明していますが、そう言われてもよくわかりません。
具体的には、
ビール(5%)…中ビン1本(500ml)
日本酒(15%)…1合程度(180ml)
ウイスキー(40%)…ダブル1杯(60ml)
ワイン(14%)…1.5杯(180ml)
焼酎(25%)…0.6合(110ml)
但し、以下のようなことに留意する必要があるとしています。
1. 女性は男性よりも少ない量が適当である
2. 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能力を有する人よりも少ない量が適当である
3. 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
4. アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
5. 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない
なお、正確なアルコール量を導くには次の式を利用してください。
純アルコール量(g) = 酒量(ml)×度数(%)×0.794(g/ml)÷ 100
当たり前ですが、お酒は薬ではありません。
寝酒はナイト・キャップともいわれ、睡眠薬代わりに使われることがありますが、むしろ眠りが浅くなって夜中に目を覚ましたり翌朝早くに目が覚めてしまうなど、睡眠の質が落ちることがわかっています。
お酒は、寝る前ではなく夕食時(眠りにつく3時間前までに飲み終えることが望ましい)に、食事といっしょに楽しむのが良いでしょう。
また『女性はお酒に強い』と言われる理由は、男性に比べて体脂肪の多い女性の体の中で、水に溶けずに脂肪に溶けやすい性質のアルコールが、血液中から体脂肪に速やかに移動するからではないかという理論です。
ところが、お酒に強いということは、飲んでいる最中には酔いが回りにくいため、深酒になってしまいやすく、翌日になってから体脂肪から溶け出したアルコールが肝臓で分解されるので二日酔いにもなりやすいとも考えられます。
飲んだ分だけ分解されるのは誰でも同じことですので、女性の方は「自分はお酒に強い」とは考えないほうが無難です。
そして『お酒でダイエット』は完全に迷信です。同じく『お酒はエネルギーが空っぽだから飲んでも太らない』という迷信があります。
お酒を飲んで体が温かくなるのはお酒に含まれるエネルギーが速やかに分解されるためですが、お酒のすべてのエネルギーがその場で熱に変わるということではありません。
余ったエネルギーは内臓脂肪として体の中に蓄えられてしまいますから、飲みすぎはメタボの要因の1つです。
アルコールは中性脂肪の値を高めてしまうという欠点もありますので、しつこいようですが適量を心がけましょう