八戸・高2女子死亡「いじめあったが直接的な関係ない」自殺といじめとの直接関係否定した青森県教委のいじめ防止対策審議会が鬼畜で無能過ぎる件。まず調査報告書を早くWebに公開してもらいたい

八戸・高2女子死亡:「いじめあったが直接的な関係ない」(毎日新聞)
<八戸・高2死亡>自殺原因いじめを否定 県教委審(河北新報)
いじめとの直接関係否定 八戸女子高生自殺(NNN)
 この報道を見て私は怒りがこみ上げ、未だ収まっていません。
 各社で報道されている件をまとめてみると、
1.今年7月に青森県の八戸北高校の女子生徒が自殺
2.青森県教委の第三者機関「県いじめ防止対策審議会」が調査
3.無料通信アプリLINE(ライン)上で生徒の悪口を言っていた、一部の生徒が女子生徒を無視など、生徒がいじめを受けていたことを認定
4.「顕著な悪質性はなく、集団生活で不可避的に生じる人間関係の衝突の範囲」として「自殺はいじめにより直接的に引き起こされたものではない」と結論付けた
 突っ込みどころ満載なのだが、まず2の「県いじめ防止対策審議会」がよくわからない。
 青森県教育委員会の第三者機関という説明と、「委員の公募は行わない。(専門的知識が必要とされるため)」といった事からなんらかの利権やしがらみが絡んでいそうですが、それはここではひとまず棚上げしておこう。
 ただ、私のような一般人から見たら非常に胡散臭い委員会である。
 問題は「生徒がいじめを受けていたことを認定」したにもかかわらず、「自殺の直接的な要因ではない」とした部分だ。
 「集団生活の中で起こることがあるもので、明確な悪質性はない」としているらしいが、ふざけるなと言いたい。『いじめはよくある事で、そんなことで自殺するわけがない』と言っているに等しい。この報告書をまとめた方々の子供や孫が同じ事をされたらどうだろうか。
 基本的に直接原因になったかどうかは本人の気持ちによるところが大きく、本人しかわからない部分ではないのか。人の気持ちも知らない、わかろうともしないバカな大人が『そんな小さい事で自殺なんて』と思っていることでも、本人にとっては一大事なのだ。
 自殺する人間にとって、死ぬ理由は本人にしかわからないと思う。将来を悲観して自殺する若者もいれば、借金で自殺する人もいる。まして彼女はまだ高校生である。目の前にある世界、学校での生活が全てなのだ。
 もちろん精神や医学的な分析でそういった結論になったのかもしれないが、軽々しく他人が断言するような事ではない。
<八戸・高2死亡>両親反発「再調査を」(河北新報)
 母親は「いじめがなければ娘は死んでいなかった」と反論。当然だろう。
 八戸北高の福地進校長は「いじめが自殺の直接的原因でないというのが学校の立場」だという。
 じゃ間接的な原因だというのか?それは罪にならないのか?
 間接的にならイジメで自殺させても良いというのが八戸北高の方針なのか?
 いじめがあった事は認定されているが、それについてはどうするのか?
 このままうやむやに幕引きを図っているのがミエミエである。
 広島市親子3人刺傷事件 被害者の少年は小学校時代の同級生との事件が最近あった。容疑者の少年は「小学校時代にとられたお金を取り返しに行った」と話しているという。
 現段階で教育委員会やいじめ防止対策審議会がイジメを防止したり追求し解決する事は不可能。というか無能だろう。
 結局、イジメの被害者は自殺するか、加害者を殺すしか選択肢がないのだ。
 現在、調査報告書が公開されていないので、早急に青森県教育委員会のページに掲載してもらいたい。